前回のレポート【藤岡市で外壁塗装工事スタート！足場設置からコーキング打ち替え・養生までの施工レポート①】では、足場設置から高圧洗浄、コーキング打ち替え、養生作業といった外壁塗装の「準備段階」を詳しくお伝えしました。

今回はいよいよ本番ともいえる塗装工程についてご紹介いたします。

また、施工前に行ったカラーシミュレーションによって仕上がりイメージを入念に確認しながら進めていった様子も交え、お客様に安心して工事を任せていただけるまでの流れを詳しくお届けします。

カラーシミュレーションで完成をイメージ

外壁塗装は「どんな色にするか」でお住まいの印象が大きく変わります。今回の藤岡市のお客様邸でも、施工前に

複数パターンのカラーシミュレーションを行いました。

「外壁を落ち着いた色にしたい」「軒天は清潔感のある白系で」「アクセントを加えてモダンな雰囲気にしたい」など、施主様のご希望を丁寧にヒアリングし、パソコン上で完成イメージを作成。

実際にシミュレーション画像をご覧いただくことで、施工後の暮らしがより具体的に想像でき、「この色でお願いしたい」と最終的にご納得いただけました。

色選びは直感的に決めると「思っていた仕上がりと違う」と後悔してしまうこともありますが、シミュレーションを行うことで施工後のズレを限りなく減らすことができます。

【軒天塗装下塗り】

最初の工程は軒天の下塗りです。
軒天（のきてん）は外壁と屋根の間にある天井部分で、紫外線や雨風の影響を受けにくいながらも、湿気やカビの発生が気になりやすい箇所です。

下塗りの役割は、既存の素地と仕上げ塗料の密着を高めること。ここを丁寧に行うことで、塗膜の剥がれや浮きといった不具合を防ぐことができます。

ローラーを使い、塗りムラのないよう均一に塗布していきます。

【軒天塗装上塗り】

続いて、仕上げの上塗りです。
今回はホワイト系の塗料を使用しました。光を反射して空間全体を明るく見せる効果があり、清潔感がぐっと高まります。

「暗い印象だった軒下が、一気に明るくなった！」と施主様からもご満足の声をいただきました。

普段あまり注目されない部分ですが、こうした細部の仕上がりが全体の印象を大きく左右します。

【外壁下塗り】

外壁塗装において、最も重要といっても過言ではないのがこの下塗り工程です。

下塗りは「接着剤」のような役割を果たし、外壁材と上塗り塗料をしっかりと密着させます。

下塗りを疎かにすると、数年で塗膜が剥がれてしまう原因となるため、職人が特に気を配る工程です。

写真をご覧いただくと、もとの濃い外壁色の上に白い下塗り材をたっぷりと塗り重ねているのが分かります。

この「真っ白にする」ことが次の塗料の発色を美しく見せるポイントです。

【外壁中塗り】

下塗りがしっかりと乾燥した後、いよいよお客様に選んでいただいた色を塗り始めます。

今回の中塗りでは、シミュレーションで決定した深みのあるブルーを塗布しました。

中塗りは「仕上げの一層目」とも呼ばれ、最終的な色味やツヤを整えるための土台づくりです。

まだ完全な仕上がりではありませんが、外観の印象が一気に変わる瞬間で、現場でも「おおっ」と声が上がる場面です。

【上塗り】

最後に、仕上げの上塗りを行います。

中塗りで塗った色をさらに均一に整え、耐候性・防汚性を高める役割があります。

今回使用した塗料は高耐久タイプで、紫外線や雨風にも強く、長期間美しい状態を保つことができます。

光の当たり具合によって深みが増すブルーは、高級感と重厚感を兼ね備えた仕上がりになりました。

カラーシミュレーションでの検討が大成功だったと感じられる瞬間でした。

カラーシミュレーションと実際の仕上がりの一致度

今回特に印象的だったのは、カラーシミュレーションで見ていただいたイメージと、実際の仕上がりが非常に近かったことです。

塗装工事は完成までイメージが湧きにくいものですが、シミュレーションを活用することで、工事後の生活を前向きに楽しみにしていただける点が大きなメリットです。

まとめ

今回の藤岡市での外壁塗装工事では、

• 施工前の入念なカラーシミュレーション

• 軒天の下塗り・上塗りによる明るい印象づくり

• 外壁の下塗り → 中塗り → 上塗りの3工程を丁寧に施工

• 高耐久塗料で長期的な美観と防護を実現

という流れで、お客様の理想を形にすることができました。

外壁塗装は単に家を「塗り替える」だけではなく、カラーシミュレーションで理想を描き、そのイメージを職人の技術で現実にしていく工事です。

次回は、細部の仕上げや完成後の全景写真を交えながら、最終レポートをお届けいたします。どうぞお楽しみに！